応募数は過去最多
ふるさと岡崎メディアコンクール
岡崎市視聴覚ライブラリー主催の「第19回ふるさと岡崎メディアコンクール」の審査結果が16日、発表された。過去最多となる応募総数375点の中から、入賞作品84点が選ばれた。(横田沙貴)
独自の教材を作成するコンクールは、市民ら向けの「生涯学習」、教員ら向けの「学校教育教材」、小中学生と高校生向けの「児童生徒作品」の3部門がある。応募総数は前回(183点)の約2倍と大幅に増えた。小学生は前回86点だったが、今回は前回の約2.5倍の214点が集まった。同ライブラリーは「市内の全公立小中学生に配布したタブレット端末を使った授業が昨年4月から本格化したことが影響したと考えられる」としている。
部門別の最優秀作品の講評は次の通り(敬称略)。
【生涯学習部門】
- ビデオ作品「東海道27曲」(加藤栄一)
- 江戸時代の東海道を再現。イラストやアニメーションで分かりやすくなっている。
【学校教育教材部門】
- ビデオ教材「オリンピックおうえんだんを作ろう。」(根石小・七野友紀)
- 2021年の東京五輪を振り返る。テロップや早送りを効果的に使い、手順を分かりやすくしている。
- ビデオ教材「正しい手洗いをしよう」(細川小・川渕文菜)
- 正しい手洗いの方法を紹介。BGMやテロップなどを用いて、効果的に示している。
【児童生徒作品部門】
- ビデオ作品「ふるさとカルタ ダーツの旅」(小学生の部、生平令和2年度後期放送委員会)
- 同校にある「ふるさとカルタ」で紹介されている場所を紹介。映像の美しさや動き、ナレーションによるクイズなどがバランス良く構成されている。
- ビデオ作品「明日を守ろう 人と自然」(同、豊富2班)
- ごみのポイ捨てを防ぐための啓発動画。問題点が整理されて分かりやすくなっている。
- ビデオ作品「跳び箱の跳び方」(同、福岡5班)
- 跳び箱を跳ぶことができない子どもへの解説動画。体の動きを見やすくする、物語形式でポイントを示すといった工夫で分かりやすくなっている。
- ビデオ作品「アリエナイ動画」(中学生の部、新香山6、7組)
- 生徒に配られたタブレット端末を使って作られた作品。1つ1つの「アリエナイ」をどう伝えるか、映像が工夫されていて面白い。
- ビデオ作品「敬信寮の生活―コロナ対策もばっちり!」(同、額田令和3年度前期生徒会)
- 同校の寄宿舎「敬信寮」での生活の様子を紹介。安定した映像が多く、見やすい作品に仕上がっている。
- ビデオ作品「岡崎 二七市 2021 ―コロナ禍を超えて」(同、県立岡崎東高校放送部)
- 岡崎の朝市「二七市」の現状を紹介。ナレーションやテロップなどが工夫されていて見やすくなっている。