SVリーグ初年度は準優勝
ジェイテクトSTINGS愛知
バレーボールの国内最高峰リーグ「SVリーグ」男子の2024―25シーズンチャンピオンシップファイナルが3、5の両日、有明アリーナ(東京都江東区)と、ららアリーナ東京ベイ(千葉県船橋市)で行われ、岡崎市をホームタウンにするジェイテクトSTINGS愛知(レギュラーシーズン4位)はサントリーサンバーズ大阪(同2位)に2連敗。SVリーグ初代王者の座を逃した。(竹内雅紀)
地元岡崎から声援
ジェイテクトSTINGS愛知は初戦で2セットを連取したが、2―3の逆転負け。2戦先勝方式で後がない2戦目は0―3のストレート負けを喫した。
地元岡崎では市福祉会館でパブリックビューイング(PV)が開かれ、3日は185人、5日は253人が選手に向けて声援を送った。参加者は得点すると配布されたハリセンをたたいて盛り上がり、失点やセットを落とすとため息を漏らした。
5日にPV会場の最前列に座り、エース宮浦健人選手のユニホームを着て応援した同市宮地町の斎藤千佳子さん(36)はシーズン中、何度もホームアリーナの岡崎中央総合公園総合体育館に応援に行った。「絶対に勝ってほしいという気持ちで応援したが残念だった。日本代表クラスの選手が何人もいて個々の力は最初からすごいと思っていた。徐々にチームとして成長し、ファンの声援も大きくなり、半年間とても楽しめた。感謝したい。来季は最後にうれし涙を流したい」と、頬を伝う悔し涙を拭いながら語った。
昨年10月にスタートしたSVリーグ男子は10チームがレギュラーシーズン44試合を戦い、上位6チームがチャンピオンシップに進出。ジェイテクトSTINGS愛知は、26勝18敗で4位。クオーターファイナルで5位の東京グレートベアーズに2連勝、セミファイナルで1位の大阪ブルテオンにも2連勝の快進撃でファイナルに駒を進めた。