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東海愛知新聞

魅力創出が課題

QURUWAアンケート結果公表

岡崎市はこのほど、市中心部に広がる主要回遊動線を軸とした「QURUWAエリア」に関するオンラインアンケートの結果を公表した。認知度の高さが示される一方、さらなる魅力創出の必要性も浮き彫りとなった。 (犬塚誠)

「QURUWAを知っているか」という問いに対して、「知っているし、行ったこともある」と答えたのは 51.4%(前年比3.8%増)。QURUWAの認識としては「行政のまちづくり計画」という答えが37.7%で最多だった。

一方で、エリア内の公園や河川といった公共空間のリニューアルによるまちの印象の変化については「変化を感じない」が24.7%(3.2%増)、「悪くなった」が5.5%(2.9%増)。共に微増した。

「QURUWAに行ったことがある」と答えた人に「現在のQURUWAは魅力的な場所か」と尋ねたところ、「いいえ」と回答したのは43.1%(10.9%増)。2022年以降の4年間では最も高くなった。

同エリアの活性化に注力する内田康宏市長はこの点について、5月22日の定例記者会見で「一言で言ってしまえば『飽きてきた』ということではないか」と分析。「新しいテイストをまちにもたらす必要がある」と語った。

なお、アンケートでは「QURUWAでの体験」に関する問いもあった。評価が低かったのは飲食店や夜間でも楽しめるスポットに関するもの。対して、自然やまちの風土については好意的な回答が目立っている。

中心部では、2と7のつく日に開かれる朝市「二七市」や地域の商店主が講師となる「まちゼミ」といった独自の商業活動が今なお続く。そうした取り組みと“新たな波”の融合が今後の発展に向けた鍵となりそうだ。

自身もエリア内で生活する内田市長。中心部では後継者難による老舗の閉店もあるとした上で、「歩いてみると新たな飲食店も出てきている。そうした店が出店しやすい状況をつくる必要がある」と力を込めた。

アンケートは、エリアの魅力を発信する方法を探るため、3月17〜23日に市公式SNSを通じてインターネット上で実施し、146人から回答を得た。結果は、特設サイトで見ることができる。

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