厳しさに耐えオープン
きょうから 駒立地区の観光ブドウ園
岡崎市駒立地区の観光ブドウ園農家7戸で組織する「岡崎駒立ぶどう狩り組合」(鈴木宏誠組合長)の開園式が25日、同市駒立町の常果園で行われた。少雨と猛暑という厳しい状況に耐え抜いたブドウがたわわに実っており、観光客を受け入れる態勢が整った。きょう26日から10月10日ごろまで、各園でブドウ狩りを楽しむことができる。(竹内雅紀)
鈴木組合長は「梅雨明けは異常な早さだった。ブドウにとっては、水を吸うために梅雨のシーズンは大事。実がしおれてしまうのではないかと心配したが、乾燥に強い土づくりの研究の成果もあってか何とか持ちこたえた。ほっとしている」などとあいさつした。
鈴木組合長によると、7戸が約10ヘクタールでブドウを栽培。少雨や猛暑の影響はあったが、甘みや粒の大きさは「合格点」という。開園式には同町に住む市立恵田小学校の児童が訪れ、ひと足早くブドウ狩りを体験。「おいしい」「甘い」「ちょっとすっぱい」などの感想を言いながら笑顔で頬張っていた。
現在はデラウェアが食べ頃。8月20日以降は巨峰、9月下旬からシャインマスカットが旬を迎える。入園料金は中学生以上が2000〜2500円、小学生が1500〜2000円、3歳以上小学生未満が1200〜1700円。シャインマスカットは時期や園によって料金が異なる。
開園時間は午前9時30分〜午後4時。問い合わせは、同組合(45―5151)へ。