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東海愛知新聞

次世代に平和をつなぐ

岡崎15日まで高校生の原爆画など展示

戦後80年にちなんだ平和祈念パネル展が5日、岡崎市役所東庁舎1階ロビーで始まった。広島市の高校生が原爆体験者の証言を基に描いた絵画の複製画などが並ぶ。午前8時30分〜午後5時15分。15日まで。

パネルは35枚。死んだわが子を背負ってぼうぜんとする母親や、目玉が飛び出したまま絶命したウマの姿などを生々しく表現している。原画は広島市立基町高校の生徒が制作。パネルは同市の広島平和記念資料館から借りた。

絵のほか、高校生が体験者から聴き取った証言も記載している。岡崎市が所蔵する戦時中の生活用品や、1945(昭和20)年7月20日未明に市内で起こった岡崎空襲に関する写真もある。

企画した岡崎市秘書課によると、市役所での原爆に関するパネル展示は初めて。きょう6日は広島市、9日は長崎市に原爆が投下されてから80年。戦争経験者が少なくなる中、平和を次世代につなごうと考えた。

担当者は「現在生活するほとんどの人にとって、戦争は遠いものとなっている。展示を機に『こういうことがあったんだ』という思いを心の片隅に持っておいてほしい」と語る。 (犬塚誠)

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