脱炭素など機運醸成に
岡崎 県内初 EVごみ収集車
岡崎市はこのほど、愛知県内(民間事業者含む)では初めて電気自動車(EV)のごみ収集車を導入した。ガソリン車に比べて低公害かつ低騒音という利点がある。11日から、主に市中心部での可燃ごみの収集に使用する。 (犬塚誠)
市ごみ対策課によると、走行中の二酸化炭素(CO2)排出量がゼロで、走行音も静かという。“燃料”は市中央クリーンセンターでごみ処理時に発電された電気。1回(16時間)の充電で200キロ走行する。
車種は、三菱ふそうトラック・バス株式会社(川崎市)の「eCANTER」。全長6.3メートル、幅2.1メートル、車高2.3メートル。最大積載量は1.6トンある。車体のイラストは愛知学泉大学(岡崎市舳越町)家政学部2年の長谷川和葉さん(19)が考えた。
環境省の採択を受けて同市中心部で行われている「脱炭素先行地域事業」の一環。今回は試験導入で、費用対効果を検証して追加導入の可否を判断する。購入費は1996万円だが、3分の2は国の補助金で賄った。