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東海愛知新聞

「暑さが厳しいのぅ」

岡崎の葵武将隊 演武取りやめ相次ぐ

岡崎城公園で観光客をもてなす「グレート家康公『葵』武将隊」の名物パフォーマンス「演武」の中止が相次いでいる。連日の猛暑のためで、6月下旬以降、園内ではほとんど披露できていないという。 (犬塚誠)

園を管理する一般社団法人岡崎パブリックサービスによると、演武は土・日曜と祝日の午前11時と午後2時に、園内の「三河武士のやかた家康館」前で実施している。気温が35度以上になった場合などは中止になる。

この夏は6月21日に初めて取りやめになり、8月18日までに計19日間の中止を余儀なくされた。代替措置として園内の巽閣などではメンバーが企画した体験講座を開催。屋外でのもてなしは通常通り続けている。

幾多の戦をくぐり抜けた武将たちも、現代の暑さにはお疲れの様子だ。大将の徳川家康は「不安になる暑さ。強い日差しで肌が痛くなってくるほどじゃ。以前にも増して発汗量がえらいことになっとる」と語る。

熱中症対策として、衣装をよろいかぶとから風通しの良い直垂ひたたれに変えたり、番傘や扇子を持ったりしているが、効果は限定的。こまめな水分・塩分補給や休息、紫外線(UV)カットの日焼け止めで体調を保つ。

暑さはまだ続く見込みで、演武もしばらくお預けになる可能性が高い。家康は「演武ができぬ口惜しさは皆感じておる。暑さ厳しき折じゃ。皆も無理をせず、屋敷の中や涼しい所でわが身を大切にな!」と呼び掛ける。

演武の日程や開催可否は武将隊公式ホームページで確認できる。

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