「魔の時間」に注意を
あすから 秋の全国交通安全運動
「秋の全国交通安全運動」があす21日から30日までの10日間、全国一斉に展開される。岡崎警察署などは①歩行者の安全な道路横断方法などの実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服などの着用促進②ながらスマホや飲酒運転などの根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進③自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・順守とヘルメットの着用促進の3点を重点目標とし、住民の交通安全意識向上を図る。 (酒井希実)
同署管内(岡崎市、幸田町)では1〜8月に交通人身事故が665件(前年同期比55件増)発生し、754人(58人増)が負傷。また、9月18日までに3人(3人減)が命を落とした。同署員によると、特に交差点での出合い頭の事故が増えている。住宅街などの見通しが悪く信号機のない交差点では、自動車などは一時停止の標識がなくても必ず徐行し、自転車や歩行者には飛び出さないよう注意を促している。
9月ごろから日没時間が早くなる。特に午後5〜7時ごろは通勤や下校、買い物などで多くの人が出歩く時間帯と重なって交通事故が発生しやすくなる「魔の時間」と言われている。同署などは自動車やバイクに対して、9月は5時を目安にライトを点灯し、状況に応じたハイビームの活用を促している。歩行者や自転車には、ドライバーに見つけられやすい明るい色合いの服装や反射材の着用を呼び掛ける。
同署員は「夕暮れに目が慣れていない時間帯はいつも以上に安全確認を。ハイビームや反射材を積極的に活用して事故を防いでほしい」と力を込める。
期間中に同署が行う主な活動は次の通り。
- 22日=一斉大監視(市内全域)、ちびっこ警察官による交通安全キャンペーン(イオンモール岡崎)
- 24日=高齢者体験型交通安全講習(享成自動車学校)
- 26日=JAあいち三河と交通安全イベント(幸田憩の農園)、一斉大監視(管内主要交差点)
- 30日=立哨活動(管内全域)、交通安全キャンペーン(ピアゴ幸田店)