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東海愛知新聞

小呂湿地が国の「自然共生サイト」に認定

岡崎市内3カ所目

岡崎市小呂町の小呂湿地が、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域として、国から「自然共生サイト」に認定された。16日付。希少な動植物や原生的な生態系が残る点などが評価された。

小呂湿地は町内の丘陵地帯の谷間にあり、広さは3.35ヘクタール。市が定める希少種としては49種の動植物が確認されている。市民活動団体の「おかざき湿地保護の会」による保全活動も毎月1回行われている。

市環境保全課によると、国が定める認定要件9項目のうち、5項目を満たした。市内では鳥川ホタルの里(鳥川町)、人間環境大学岡崎キャンパス演習林(本宿町)に次ぐ3カ所目の自然共生サイトとなる。

自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」(4月施行)に基づく市内での認定は今回が初めて。生物多様性保全に資する区域として国際データベースに登録されるほか、市内外での知名度向上にもつながる。

市は「今後も自然環境保護活動を継続し、小呂湿地を豊かな生態系が存在する自然遺産として後世に継承していく。小呂湿地などと同様に自然共生サイトとしてふさわしい地域を模索し、認定申請を進める」とコメントしている。 (犬塚誠)

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