みんなで前に進もう
岡崎 6年ぶりのRFLJ
がん患者とその家族を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFLJ)あいちinおかざき」が27日、岡崎中央総合公園運動広場で開かれた。
リレー・フォー・ライフは1985(昭和60)年に米国の医師ががんの研究費を集めるために24時間トラックを走り続けたチャリティーイベントが始まり。日本国内では2006(平成18)年、岡崎市内では10年に県内で初めて開かれた。市内での開催は19年以来6年ぶりで、今回で11回目。
この日はがんサバイバー(経験者)や支援者、民間企業や団体、行政などの約600人が参加。1周200㍍のトラックを歩きながら交流した。会場では参加団体ががん健診などの啓発ブースを出展したほか、がんに関する討論会、サバイバーを含む参加者による楽器の演奏も繰り広げられた。日が暮れると闘病への思いや亡くなったがん患者への追悼の言葉を書いた紙袋に明かりをともした。
自身も08年に胃がんを経験した大菅善章実行委員長は「ここに来れば肩の荷が下りる、励まし合って思いっきり涙を流し、みんなで前に進もうと思える場になれば」と語った。(酒井希実)