学校を守る巨大施設
岡崎市立宮崎小 建設中の砂防ダム見学
岡崎市立宮崎小学校の1~6年生17人が9月30日、学区内の石原町で建設が進む砂防ダムを見学した。土石流を受け止める役割や工程、工事に用いられている技術を学び、防災意識を高めながら地域への愛着を深めた。
現場では、施工する株式会社竹内組(同市宮崎町)の竹内健策取締役(41)から説明を受けた。ダムは同校の裏山にあり、両所は直線距離にして約100メートル。豪雨時には土石流から同校を守る。完成は2027年の予定。
児童は幅40メートル、高さ13メートルの威容に驚嘆。岩盤を壊しながら進む工事方法や油圧ショベルの活躍、スマートフォンを使った測量などについて理解を深めた。“今しか見られない”というダムからの景色も満喫した。
同校の総合学習の一環。6年の林結花さん(12)は「高さはすごく高いし、測量する機械の性能にも驚いた。(学校の近くに)土砂災害を防いでくれるダムがあるのはありがたい」と述べた。(犬塚誠)