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東海愛知新聞

岡崎市竜美丘会館 利用は来年末まで

老朽化深刻、安全性を考慮

岡崎市は老朽化が深刻な同市竜美丘会館について、来年12月末で利用停止にする方針を固めた。開館から45年が経過したが、これまで大規模改修を行っておらず、最近では雨漏りが発生。受変電、給排水設備などの更新時期も超過している。大規模改修には20億円以上が必要とされ、市は利用者の安全確保と財政状況などを勘案し利用停止を判断。10月16日の市議会文教経済委員会で報告した。

改修、廃止は未定

大規模改修が行われなかった理由に、同市明大寺本町の太陽の城跡地の活用事業がある。市は跡地に予定されていた施設と同館の今後をセットで考えてきたが、跡地の事業が停滞しているため、切り離して同館の対応を考えることになった。

現状ではホールの天井や地下駐車場の消火設備なども改善が必要。市議会6月定例会で「施設廃止も視野に検討」、9月定例会で「施設の利用停止も検討せざるを得ない」「速やかに結論を出す必要がある」などとしていた。

なお、利用停止後に大規模改修するか、廃止するかについて現時点では「未定」。委員会では同館の利用停止後の代替施設の見通しも報告され、「利用実績や稼働率を踏まえ、他施設で代替ができる見込み」とした。

同館は現在、岡崎パブリックサービス・サンエイ共同事業体が指定管理者として運営。来年3月末で指定管理期間が終了するため、市は同年4月から1年間の次期指定管理者を選ぶ。その後は市の直営となる予定。また、利用者や関係者への周知も行う。(竹内雅紀)

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