冬支度は万全
岡崎城公園 マツのこも巻き
岡崎城公園で24日、マツを害虫から守る「こも巻き」が行われた。越冬場所を求めて降りてくる害虫・マツケムシをわら製のむしろに誘い込む仕掛けで、園内の125本が冬支度を整えた。
二十四節気の一つで、霜が降り始めるころとされる「霜降」(今年は23日)ごろに毎年実施。園を管理する一般社団法人岡崎パブリックサービス(OPS)によると、20~30年前には既に行われていたという。
この日はOPSの職員8人が午前9時30分ごろに作業を開始した。にわか雨が降る気温18度の中、縦0.45㍍、横1.8メートルのこもを幹に巻き付け、縄で縛っていった。「立春」(来年2月4日)ごろに撤去する。
担当者は「冬の訪れを目で感じてほしい」と述べた。(犬塚誠)
