不要な竹が“宝”に
岡崎 額田産のメンマ発売
岡崎市の中山間地域(オクオカ)で採れた竹を使ったメンマが16日、発売された。放置竹林の解消に向けた取り組みで、額田地域内の2事業者が計3種類を販売。種類ごとに異なる味付けや食感を楽しめる。
オクオカの活性化と水源地の環境保全を目的とした、「オクオカ竹プロジェクト」の第4弾。タケノコとしての時期を過ぎて1.5メートルほどに伸びた「幼竹」を使用している。竹林を手入れする過程で伐採したという。
宮崎町の「カフェジーバグリーン」は「マジメンマ」と名付けて2種類を販売。シンプルな味付けの「緑色」と、花椒のしびれるような辛さが特徴の「赤色」がある。幼竹は宮崎地区で採れたものを使っている。
明見町の「清水新聞店」が販売するのは「ぬかたのメンマ」。大雨河地区の幼竹を原材料としており、しょうゆベースで子どもから高齢者まで親しみやすい味付けとした。太さは“極太”のため、食べ応えも十分だ。
カフェジーバグリーンの担当者は「不要な竹が“宝”になった。オクオカの竹を新鮮なうちに加工して万人受けする味付けにした。アレンジも利くので、食べて放置竹林に思いを寄せてもらえれば」と期待を込める。
1パック100グラム入りで500円。両店のほか、両店が出店するイベントで購入できる。問い合わせは、カフェジーバグリーン(77―6179)または清水新聞店(83―2640)へ。 (犬塚誠)
