岡崎市六名学区の住民で構成する「六名学区防災防犯協会連合会」がこのほど、長年にわたり地域の安全安心なまちづくりの推進に顕著な功績があったとして、「安全安心なまちづくり関係功労者内閣総理大臣表彰」を受賞した。長坂秀志会長(84)=岡崎市六名学区総代会長=らが18日に首相官邸を訪問し、高市早苗首相から表彰状を受け取った。

同会は1948(昭和23)年に発足。徒歩や青色回転灯等装備車両(青パト)による防犯パトロールや六名小学校の通学路における見守り活動、防犯講話、防犯カメラの設置など地域の防犯環境の整備に尽力している。また、空き巣対策として補助錠の積極的な活用のほか、特殊詐欺被害防止策として被害防止機能付き電話機の購入に独自の補助金を設けるなどの先進的な取り組みも評価された。

長坂会長らは20日に市役所で内田康宏市長に報告。長坂会長は「長くやってきたことが認められてうれしい。こうした活動は長く続けることが大事。今後も安全安心なまちづくりを心掛けたい」と述べた。

市内での受賞は2013(平成25)年の羽根学区防災防犯協会連合会、20年の根石学区防災防犯協会連合会に次いで3団体目。(竹内雅紀)