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東海愛知新聞

高校生世代の通院医療費無償化

27年度に実現へ 岡崎市議会一般質問

岡崎市議会12月定例会は4日、本会議を再開。4日目最後の一般質問が行われ、杉山智騎(チャレンジ岡崎) 簗瀬太(自民清風会) 鈴木静男(自民清風会) 伊藤正義(無所属・参政党) 白井正樹(民政クラブ) 柴田敏光(民政クラブ) 本多勝(無所属) 加藤史朗(自民清風会)の8議員が登壇した。 (竹内雅紀)

簗瀬議員が、公約の取り組みの進展に向けた市長の考えを聞いた。

内田康宏市長は「私がいなかった4年間に想像以上に市の財政が厳しくなっており、(3期目の)市長就任直後から公約の実現に向けて全庁挙げての歳出の見直しに注力している。歳入の増加、収益の増大は市民の多様化した政策要望に応えていくために不可欠なことだ。駅周辺整備や川まちづくりといった、過去から現在にかけて私が行ってきた未来への投資が、この財政危機のタイミングで民間投資を伴って回収の時期を迎えていると考える。しかしながら、本年度に入り、阿知和地区工業団地の大岩盤の出現への対応や台風15号による想定外の大きな災害対応費の支出等があった。こうした逆風もあった中ではあるが、重点公約の1つである、将来に向けて優先度の高い『18歳までの医療費無償化』については何とか実現の見通しが見えてきた。現在における実現性の高い計画として、令和8(2026)年度に制度設計と準備を行い、9年度には実現するようにしていきたいと考えている」と述べた。

国道473号の4車線化計画は

鈴木議員が、国道473号の4車線化計画区間(国道1号~新東名高速道路岡崎東インターチェンジ)の整備の現状を尋ねた。

神谷秀樹土木建設部長は「岡崎額田バイパスとして、平成27(2015)年3月15日に供用された国道1号の『本宿町沢渡』交差点から新東名高速道路の交差部までの延長約3.6キロのうち、国道1号から東名高速道路を越えるまでの約0.6キロは開通当初から4車線で供用されている。その先の暫定2車線区間のうち『岡崎東インター』交差点までの延長約2.6キロの4車線化事業が、昨年12月に愛知県事業評価監視委員会の審査を経て採択された。委員会では国道1号や新東名高速道路などの広域道路ネットワークへのアクセス向上のほか、地域の渋滞緩和、緊急輸送道路のネットワーク強化の観点から必要性が認められている。4車線化に必要な用地はおおむね確保されており、本年度は道路設計に必要な地質の調査を進めると県から聞いている」と答弁した。

小学校全47校に学校運営協議会

杉山議員が、コミュニティ・スクール(学校運営協議会が設置された学校)についての今後を質問した。

安藤直哉教育長は「本年度6月に小学校の未設置校42校に対して令和8(2026)年度の設置を目途とした学校運営協議会設置通知書を交付した。各校は設置に向けて準備を進めている。予定通り準備が整えば、8年度には小学校全校へ学校運営協議会が設置され、一気にコミュニティ・スクールとなる見込みだ。教育委員会として、コミュニティ・スクールの導入が令和の新たな学校像の1つとして、地域とともにある学校づくりをさらに進め、岡崎の子どもたちにとってよりよい制度となるよう引き続き各学校の支援を行っていく」と答えた。

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