ホテル誘致を本格化
岡崎市 新年度予算案に事業費
岡崎市は、同市明大寺本町の太陽の城跡地にホテルを誘致する取り組みを本格化させる。あす27日開会の市議会3月定例会に提出する2026年度一般会計当初予算案に、事業費1090万円を計上している。(犬塚誠)
市はスケジュールとして、5月までに募集要項の公表・公募を始め、9月までに優先交渉権者を決定。27年1月までに本契約を締結し、翌2月以降に優先交渉権者による設計・建設の着手、という流れを予定している。
同所へのフルサービス型ホテルの誘致は、歴代市長が目指してきた事業。内田康宏市長も公約に掲げており、2月17日の定例記者会見では「それをやるために戻ってきた」と意気込んだ。
市が従来想定してきたのは、宴会場などのいわゆる「バンケット機能」を備えたホテル。ただ、市がこのほど事業者に実施した意見聴取では、「現状ではバンケット機能の整備運営は困難」との見解が多かった。
理由は、新型コロナウイルス禍後のバンケット需要の落ち込みや建築・人件費の高騰。一方、名鉄東岡崎駅からさほど遠くない立地や、目の前を乙川が流れる景色の良さから宿泊需要自体はあると捉えられた。
動き出したホテル誘致事業。市は今後、意見聴取の結果を基にして具体的な方向性を定めることとしている。市企画課の担当者は「民間事業者の意欲があるこの機を逃さずに、何とか早期に実現させたい」と述べた。
