異空間で音色楽しむ
アンサンブル天下統一 岡崎城でコンサート
岡崎市シビックセンターを拠点に活動する弦楽トリオ「アンサンブル天下統一」が16日、岡崎城で出張コンサートを行った。観客は天下人・徳川家康生誕の地での迫力のある演奏に聴き入った。
同センター企画の出張コンサートは本年度6カ所目。これまで市内の歴史的建造物や観光名所で繰り広げられてきたが、今回は岡崎のシンボルの一つ・岡崎城。5階の展望室で開かれたミニコンサートは演奏者との距離も近く、申し込んだ30人の男女は約1時間、異空間での音色を楽しんだ。
この日は、同市出身のチェロ奏者・中木健二さんと、NHK交響楽団第1コンサートマスターでバイオリン奏者の長原幸太さんの2人が登場。デュエットやソロなど計5曲を披露した。中木さんは合間に「チェロをかついで5階まで階段で上がり、息が上がった」などと語り、笑いも誘った。
演奏後、本紙の取材に2人は「音の響きは良かった」と満足げに語った。また、背中に「アンサンブル天下統一」のししゅうが入った紫色の陣羽織を着て、観客を見送った。
県芸術文化選奨を受賞
2013(平成25)年結成のアンサンブル天下統一はこのほど、本年度の愛知県芸術文化選奨を受賞。17日には県庁で授賞式が行われた。中木さんは「地元・岡崎市を拠点に活動するアンサンブル天下統一が栄誉ある賞をいただけたことは大きな励み。故郷から音楽を発信し続けることの喜びを改めて感じている。シビックセンターのスタッフ、市民の皆さまと一緒に続けてきた活動の成果だと確信している。多くの皆さまに心より感謝し、今後も音楽の素晴らしさを広める活動を通して地域に還元していきたい」などとコメントを寄せている。 (竹内雅紀)
