大舞台で納得の走り
岡崎市立甲山中3年松尾隼翔君
カート世界大会に出場
岡崎市立甲山中学校3年の松尾隼翔君(14)がこのほど、フランスのル・マンで開かれたレンタルカートのジュニア世界大会に出場した。自身初の大舞台の結果は30人中14位。「緊張よりは楽しみの方が強かった。わりと戦えた方かなと思う。いいパフォーマンスができた」と振り返った。 (竹内雅紀)
30人中14位
小学2年のころ、父英典さん(41)に連れられて行った鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で偶然にもカートのレースを見た。元々は併設の遊園地が目的だったが、隼翔君はカートレースに心を動かされ、競技に打ち込むことを決心した。その後、幸田サーキットyrp桐山(幸田町桐山)でのスクールに通い、実力を磨いていった。
現在は岐阜県土岐市にあるレンタルカートサーキット場を練習拠点にし、週1、2回練習に励んでいる。「他の車両とバトルする(競る)時は相手との駆け引きが重要になってくる。経験を積めば積むほど強くなる。カートを通じてできた仲間もいる」と魅力を笑顔で話す。レンタルカートの速度は時速約70キロにも及ぶという。
隼翔君は2025年の年間97レース中、成績の良かった上位12レースをポイント化した7~15歳のジュニアの部において日本ランキング3位。日本からの世界大会出場は2枠しかなかったが、世界ランキング22位だったため出場資格を得た。
攻めの姿勢貫く
世界大会では通算5レースを行った。集中力を切らさず、攻めの姿勢で目標としていた15位を上回った。現地でレースを見守った英典さんは「攻めるところは全部攻めていた。考えてレースを組み立てることができた」と高く評価している。
ジュニア最終シーズンとなる今季は、国内のレースを中心に出場する。レース会場によっては、その場所を拠点とする選手に有利な判定(接触時の反則など)もあるという。「レンタルカート界をもっと盛り上げていきたい。ゆくゆくはレーサーではなく、フェアなジャッジができる運営側に回りたい」と今後の目標を静かに語る。
