少しずつ改善傾向
岡崎市 昨年度決算概要公表
岡崎市は16日、2025年度決算の概要を公表した。一般会計では、歳入と歳出の実質的な差額である実質収支が、64億9799万円の黒字となった。一方で、財政調整基金(財調)の積立・取り崩し額を差し引いた実質単年度収支は20億7903万円の赤字。財政の弾力性を示す指標で、100%に近づくほど自由に使える財源が少なくなる経常収支比率は、前年度比3ポイント改善(下降)して90.1%だった。(犬塚誠)
歳入は1677億931万円(前年度比6.3%増)。柱となる市税は770億9031万円(8.7%増)で過去最高額を更新した。主な要因としては、個人市民税における定額減税の反動増や株式譲渡などによる一時的な所得増、給与所得の増などがあった。歳出は1577億6829万円(6.2%増)。普通建設事業費や扶助費が増えた。
財調への積立額は約21億9000万円。残高は25年度末時点で104億6790万円(24年度末比14億円増)で、一般的に望ましいとされる「100億円」の大台に乗った。ただし、23年度以前の水準と比べると低くなっており、残高確保は引き続きの課題だ。
内田康宏市長はこの日の定例記者会見で「現在の不安定な国際情勢や景気動向の中で、税収が堅実に伸びていることはありがたい」と述べた。
なお、企業会計では病院で11億1170万円の赤字、水道で7億128万円の黒字、下水道で1618万円の赤字となった。
