ありがとうふじ子デー 耳と鼻の剥製公開
岡崎市東公園動物園
昨年7月30日に死んだ、岡崎市東公園動物園のアジアゾウ「ふじ子」をしのぶイベント「ありがとうふじ子デー」が8月30日、同園で開かれた。同園の新作グッズなどを販売するマルシェや、担当飼育員が思い出を語るゾウ舎のガイドなどが行われ、多くの人が集まった。
このイベントで、ふじ子の鼻と両耳の剥製や鼻周りの皮膚が初公開された。同園によると、骨のない鼻や耳を形にして残すことで、ふじ子の存在を長く後世に伝えるとともに、動物について考えるきっかけにしてもらおうと制作した。来園者はふじ子の鼻の長さや模様、皮の厚さなどを間近で観察し、「すごい」と声を上げていた。
同市大平町の本目加奈美さん(43)は「正直剥製を見るのが怖かったが、意外と怖くなく、ふじ子は鼻先にぶち模様があったなと思い出して涙ぐんだ。近くで見て、おできに気付いたときは『私と同じだな』と思った」とふじ子を懐かしんだ。
同園は、ふじ子の誕生日である、来年の4月10日までには、岡崎城西高校(同市中園町)美術部が制作した等身大ふじ子像と今回公開した剥製に加え、骨格標本をゾウ舎で見られるようにするとしている。(髙橋杏佳)
