岡崎城下でつなぐ
アジア大会聖火リレー
第20回アジア競技大会の聖火リレーが12日、岡崎市内で行われた。岡崎城公園の玄関口・大手門~乙川河川緑地右岸(岡崎城側)の約1.18キロを9人の走者が聖火をつなぎ、1週間後に開幕が迫った大会の機運醸成に一役買った。 (竹内雅紀)
午前9時のスタート前には、グレート家康公「葵」武将隊が演武で盛り上げた。第1走は元社会人野球選手でアジア競技大会出場経験もある佐竹功年さん(42)が務め、同市出身でシドニー五輪マウンテンバイク日本代表の鈴木雷太さん(54)につないだ。岡崎観光伝道師の音楽グループ「H△G」のボーカル・Chihoさんが岡崎城天守付近、夏季五輪3度出場の陸上棒高跳び元選手の山本聖途さん(34)=同市出身=が伊賀川沿いを走り、岡崎観光伝道師の6人組ユーチューバー「東海オンエア」リーダー・てつやさん(32)が、沿道の声援に応えながら内田康宏市長らが待つ乙川河川緑地にゴールした。
5年前の東京五輪の聖火リレーでは東海オンエアのメンバーとともに臨んだてつやさんは「責任を感じながらも楽しく走らせてもらった。選手の元に私たちの気持ちが届けばいいなと思う。野球は見に行きたい」と述べた上で「今年は家康公行列の家康役も務め、特別な年」と喜びをかみしめていた。
2018(平成30)年のアジア競技大会金メダルの山本さんは「自分の競技生活の中で思い出のある大会」と振り返り、自身の名前が「(五輪の)聖火台に向かって一途に頑張れ」という両親の思いが込められていることもあり「聖火リレーは初めてだがスポーツの力を感じた。走り終えたくないと思った」と興奮気味に話した。
市立竜海中学校2年の常岡千遙さん(13)は小学校1年で陸上競技を始め、現在は100㍍障害などに取り組んでいる。母親や祖母が大会ボランティアを務める予定で、大会を支える立場にも興味を持ったことから、聖火リレーの走者に応募した。「思っていたよりもあっという間で、走り出したら緊張がほぐれた。トーチは重く、両手で持った。一生に一度の経験で光栄」と笑顔で会場を後にした。
