12年ぶり38万人割れ
岡崎市の人口 少子高齢化で減少速く
岡崎市の住民基本台帳に基づく人口が8月末(9月1日午前0時)現在で37万9811人となり、2014(平成26)年10月1日の「37万9918人」以来約12年ぶりに38万人台を割り込んだ。(犬塚誠)
市企画課によると、住基ベースの市の人口は19年3月1日の「38万8210人」をピークに減少傾向に。昨年10月実施の国勢調査の速報値では37万7608人で、こちらは既に38万人を切っている。
市が24年3月に発表した将来推計人口では、市の人口は25年の「38万5347人」を境に減少に突入するとみられていた。同課は「推計より速いペースで(人口減少が)進んでいる」と分析する。
人口減少の要因は少子・高齢化。19年以降は、死亡数が出生数を上回る「自然減」の状態が続く。市では現在、月に200人ほどの子どもが生まれているが、それを上回る300人ほどが毎月死亡しているという。
人口減少が進めば、税収減や労働力不足などの問題が生じるおそれがある。ただ、AI(人工知能)をはじめとした技術が代替・進歩すれば、人口減少に伴う影響を少なくできるとみる向きもある。
内田康宏市長は9月17日の定例記者会見で「予定より早い人口減少は大変残念だが、指をくわえて待っていただけではだめだ。若い人たちは『楽しいまち』でなければ住み続けてくれない」と述べた。今後については「さらなる子育て世代の負担軽減や、子どもから大人まで楽しめるさまざまな施設の公民連携での整備を進め、スポーツなどを活用した楽しいイベントの展開も考えていきたい」と力を込めた。
