窓口にAIアバター
岡崎市役所 導入に向け実証実験開始
岡崎市役所で28日、AI(人工知能)を用いたアバター案内システムの導入に向けた実証実験が始まった。東西両庁舎の1階総合案内にタッチモニターを設置。画面内のアバターに口頭で用件を伝えると、窓口や手続きを案内してくれる。来年2月下旬(予定)まで試験運用し、課題を検証する。 (犬塚誠)
女性のAIアバターに質問すると、AIが内容を把握して回答する。AIには市役所内で使っている対応マニュアルや、市ホームページの情報を学習させている。日本語以外に英・中国・韓国・ポルトガル語にも対応している。不明な質問には答えない。窓口自体は今まで通り有人のため、AIアバターを併用する形となる。三河弁で話し掛けても、固有名詞が標準語であれば回答は返ってくる。
市デジタル推進課によると、来庁者の利便性向上や業務効率化を目的とした取り組み。両総合窓口では毎月4000~5000件の利用がある。期間中は1カ月当たり、その約10%に当たる400件の利用を目指す。実験費用はシステム開発事業者が負担するため、市費負担はない。
役所の総合窓口におけるAIアバターの試験運用は、愛知県内では一宮市に次いで2例目。実際に導入されれば県内初となる。岡崎市では今後、利用状況を基に回答精度や操作性の向上を図り、年内には庁舎内のフロア案内やオペレーターへの自動接続の機能も追加したい考え。
この日は内田康宏同市長や同市多様性社会推進課の通訳職員が機能を体験した。内田市長は「意外とスムーズに感じた。1回分かってもらえれば慣れてもらえるのでは。人口減少が進む中、このような技術は絶対に必要」と述べた。
なお、試験運用期間中にはAIアバターの名前を決める投票を受け付ける。改善に向けたアンケートと同時に答える。名前の候補は①あおい②あいりん③ゆい―の3つ。協力するとプレゼントがもらえる。
