600年の節目祝う
岡崎 岩津で「信光フェスタ」
江戸幕府初代将軍・徳川家康の先祖に当たる松平氏が、松平郷(現在の豊田市松平地区)から岩津(現在の岡崎市岩津地域)へと進出したことが確認されてから600年の節目を祝うイベント「信光フェスタ」が3日、同市岩津町一帯で開かれた。 (犬塚誠)
記念式典とステージパートの2部構成で実施された。前半は松平氏の菩提寺である信光明寺で開幕。初代親氏、2代泰親、3代信光の墓を德川宗家19代当主・德川家広さん(61)や内田康宏市長らが参拝した。
家広さんが信光明寺の墓所を訪れるのは初めて。「恥ずかしい限りだが、三河松平氏3代信光公の存在を今回初めて知った。岩津はわが家の発展においても大変重要な場所だと認識を改めた」と思いを語った。
開幕を告げるパレードには、グレート家康公「葵」武将隊の家康や地域住民ら約60人が参加した。ほら貝や太鼓の音色に合わせて、信光明寺から岩津市民センターまでの約1㌔の道のりをゆっくりと進んだ。
パレード到着後には市民センターで式典が行われた。「拝謁の儀」では武将隊の家康と、地元住民扮する信光との時を超えた対面が実現。家康が演武を披露し、信光も「歌え、舞え、大いに楽しめ!」と盛り上げた。
市民センターでのステージパートでは、地域住民が演奏や踊りなどを発表した。岩津消防団は、はしごの上でさまざまな演技をする「階梯操法」で会場を沸かせた。キッチンカーの出店やマルシェもあった。
主催した「『岩津松平氏輝きの600年』推進懇話会」の阿部太郎代表(75)は「『先祖を敬い、子孫に託す』が岩津の合言葉だ。600年後の私たちは、これから岩津をどうするのか問われている」と述べた。
その上で「われわれは600年後の岩津の主人公だ。素晴らしい岩津にしたいと思っている。皆さまと一緒に頑張りたい。きょうを信光の夢に寄り添い、岩津の未来に思いをはせる一日にしてほしい」と力を込めた。
