ルートインGに優先交渉権
岡崎 太陽の城跡地ホテル事業 来年度中の着工を目指す
岡崎市は5日、同市明大寺本町の太陽の城跡地へのホテル等誘致事業で、大手ホテルチェーン・ルートインジャパン株式会社(東京都品川区)を代表企業とする「ルートイングループ」を優先交渉権者に選んだと発表した。来年度中の着工、2029年度末以降の開業を予定する。(犬塚誠)
同グループの提案では、ホテルは地上14階建てで、延べ床面積は9506.09平方メートル。総部屋数は西三河地方最大の330室で、シングルから市内最大のスイートルーム(72.05平方メートル)まである。レストランや会議室のほか、大浴場やコインランドリーも備える。最上階の展望テラスからは岡崎城と乙川を一望でき、西側の角部屋では花火大会や夕日も見ることができる。
ホテル内にレストランはあるが、別棟で平屋建ての和風ダイニング居酒屋も設置する。レストランと共に、宿泊客以外も利用できるようにする。ホテルの外観は岡崎城や八丁味噌蔵を思わせる和風モダンな意匠とし、まちとの調和を図る。駐車場は平面で178台分用意する。
市は今年7月8~15日に事業者の参加表明を受け付けた。市交流戦略課によると、応募があったのは同グループ1者のみだったが、提案内容は市の想定を上回るものだったという。“足切り”基準は難なく通過。部屋数は市内にある主要ホテルの約3倍で、2番目に広い「デラックスツイン」の部屋には市内他ホテルのスイートに匹敵するものもあった。
建設や解体などを含む事業期間は50年。市は今後、来年の市議会3月定例会に土地を貸し付けるための議案を提出し、議決が得られれば本契約に進む。
市中心部へのホテル誘致は、7代市長・太田光二氏以降のほとんどの歴代市長が抱いてきた悲願でもある。内田康宏市長は「長い間望んできたホテルの誘致が現実化されたことに大きな喜びと期待があふれている。来訪される市内外の方々へ、新たな岡崎の顔として今以上の魅力と夢をもたらせ、楽しんでいただけることと思う」などとコメントした。
